【本牧・山手の歯医者】歯周病が原因?シニアに多い誤嚥(ごえん)性肺炎とは?
こんにちは。
本牧・山手エリアの歯医者【三溪園下村歯科クリニック】です。
歯周病は成人の多くの方がかかっている病気であり、年齢があがるほど多くなる傾向です。
一方で肺炎は、死亡原因の第3位であると報告がされています。
(参考:内閣府 第1章 第2節「3高齢者の健康・福祉 」図1-2-12より) >
肺炎にかかる方は75歳以上のシニアの方が多く、さらにその中で70%が誤嚥(ごえん)性肺炎と報告がされています。
(参考:J-STAGE 日本気管食道科学会会報「誤嚥性肺炎への対応」より) >
歯周病と誤嚥性肺炎は、シニアの方がなりやすい身近な病気なのです。
今回は、「歯周病」と「誤嚥性肺炎」の関係についてわかりやすく解説いたします。
歯周病と誤嚥性肺炎の関係について
誤嚥性肺炎を引き起こす細菌の多くは、歯周病原細菌といわれています。
誤嚥性肺炎の原因は酸素の少ないところを好む嫌気性細菌であることがわかっているのですが、歯周病の原因菌も酸素が少ない歯肉で繁殖する嫌気性細菌なのです。
同じ細菌が原因であることから、歯周病と誤嚥性肺炎の関連性は深いことがわかります。
そもそも誤嚥性肺炎とは?
お口の中に歯周病源細菌などの細菌が多数繁殖している状態で、唾液や食べ物を飲み込んだ際に誤って肺に細菌が入ってしまうことで、発症する肺炎です。
加齢により飲み込む力が弱くなった方や、障害があるため飲み込む機能が低下した方などで起こりやすい病気です。
食事中のむせや、喉の付近でゴロゴロと痰がからむような音がするなどの様子が見られたときには、注意が必要です。
歯周病は歯科医院で予防ケアを行いしょう
誤嚥性肺炎を予防するために重要なことは、歯周病予防に取り組むことです。
ご自宅でのセルフケアの際は、歯ブラシでの清掃に加え歯間ブラシやデンタルフロスを使用しましょう。
歯ブラシのみでの清掃にくらべ、歯と歯のすき間のプラーク(歯垢)の汚れを約8割除去することができるのです。
(参考:新潟市「正しい歯みがきや歯間清掃の習慣を身につけよう」より) >
さらに、歯科医院でのプロフェッショナルケアで、セルフケアでは難しい汚れを徹底的に取り除くことをおすすめします。
定期的に受診することは、歯周病予防以外にむし歯の早期発見・早期治療につながります。
本牧・山手エリアの歯医者【三溪園下村歯科クリニック】では、横浜市の歯周病検診にも対応していますので、お気軽にお越しください。
当院は、平日の夜間は19時まで、土曜も13時まで診療しております(2024年3月現在)。
駐車場を3台完備しているため、お車でも安心してご来院いただけます。
訪問歯科診療も行っておりますので、通院が難しい場合はご相談いただければ幸いです。